血管と血流 その1 Ep63

二周半

オルゴン療法「毛細血管紙芝居」

オルターさんの講習会や初診の方への説明用に作った「毛細血管紙芝居」も初代から数えて3冊目です。

1ページのツカミは、クイズから始まります。

「人間の細胞って全部でいくつあるかご存じですか?」

人の体は、37兆個の細胞からできているそうです。

どうやって数えたのか教えて欲しいですね!

37兆個の細胞は、血液を介して栄養と酸素をもらい、老廃物と二酸化炭素を回収してもらい生きています。

血液は、体の隅々まで張り巡らされた血管を通って運ばれています。

「それじゃあ、体中の血管を繋ぎ合わせたらどれぐらいの長さになると思いますか?」

約10万キロメートルで地球を2周半すると言われています。

「そのうち毛細血管は、何パーセントぐらいあると思いますか?」

なんと99%が毛細血管なんですよ!

こんな感じで血管の話が始まります。

 血管は、動脈・静脈・毛細血管と大きく3種類に分けることができます。

 動脈は、心臓から送り出された血液が勢いよく流れるので丈夫にできています。

しかし、動脈硬化が進行して詰まったり切れたりすると命に係わる、脳梗塞やクモ膜下出血などの脳血管障害、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患になってしまいます。

 静脈は別名「貯蔵血管」と呼ばれています。心臓に戻る血液が溜まるからです。

動脈に比べて静脈の設計図は、少し大雑把に書かれているようです。

手の甲で見える青い血管が静脈ですが左右をよく見比べてみてください。

微妙に形が違うのに気がつくと思います。

 すべての細胞に栄養と酸素を運び老廃物と二酸化炭素を持ち帰る生命活動の最先端にある血管が毛細血管です。

毛細血管が少々切れたり詰まったりしても大事には至りませんがゆっくりと毛細血管が減っていきます。

有名な内科医ウィリアム・オスラー博士は、「人間は血管とともに老いる」と言う名言を残しています。

「人間は毛細血管の減少とともに老いる」とも言い換えられます。

To be continued.

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