血管と血圧 その3 Ep72

ためしてガッテン

オルゴン療法で血管年齢を下げる

ためしてガッテンで毛細血管特集が放送されてから、民放でも血管にまつわる内容の番組が目につくようになりました。

テレビ東京系列で草野仁さん司会の健康番組で血管を取り上げた回がありました。

主に動脈硬化についての内容だったと思います。

「人は血管から老いる」と言われているように、老化とともに血管は狭くなり、硬くなり、しなやかさが失われて動脈硬化が進みます。

末梢部の動脈硬化が進むと末梢血管抵抗が高くなり血圧が上がります。

血圧=心拍出量×末梢血管抵抗 と式で表せます。

動脈硬化とは、血管の内側にコレステロールと線維などが絡み合ったプラークがたまって血管が狭くなったり、弾力がなくなってもろくなったりする状態を言います。

このプラークが破裂すると血栓ができて完全に血管がつまり、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気になります。

もう一度動脈の構造を確認してみましょう。

動脈は、外膜・中膜・内膜の三層構造です。

外膜は血管を保護し、中膜は平滑筋と繊維からなり圧力に耐えられるように厚くなっています。内膜は血液に直接触れる部分で、線維からなる薄い層と内皮細胞でできています。

正常な内膜は、内皮細胞が綺麗に並び動脈硬化のもとになるコレステロールなどの有害物質が血管壁に侵入しないようにガードしてくれています。テフロン加工のフライパンのようにツルツルでこびりつかない感じです。

正常な内皮細胞
有害物質の侵入

しかし食生活の乱れや運動不足、ストレス、喫煙、加齢などが原因で内皮細胞が傷むとその隙間にコレステロールやプラークが溜まりだします。動脈硬化が進行して血管は、狭く硬くなっていきます。

動脈硬化の度合いを表す言葉で「血管年齢」がよく使われます。

草野仁さんの健康番組に戻りますが大阪市立大学医学部名誉教授の井上正康先生が血管年齢についてお話をされていました。

その時、先生は70歳を超えておられましたが「私の血管年齢は、40代です!」と言われました。

その理由は、

「私が提唱する血管シゴキ!を毎日実践しているからです。」

「これをやると動脈の内皮細胞から一酸化窒素がでて、血管をしなやかに柔らかくしてくれるのです。」

「今日は、特別にテレビをご覧の方にもお教えしましょう!」

やり方はこうでした。

まず右手の人差し指と中指で左の人差し指を挟み込んで根元から指先に向かってグリグリと回しながらしごくのです。それも痛いほどやるのです。

これを10本の指にしてください。

次は、腕です。

腕も片方の手で雑巾を絞るように痛いぐらいに捻り上げてください。

この動作が動脈の内皮細胞からの一酸化窒素の放出を増加させ、血管をしなやかに柔らかくするのです。

これを見た瞬間に思いました

「この動作、毎日オルゴンリングでやっている!」

施術を受けられた方なら分かると思いますが「血管シゴキ」の手の動作をリングに置き換えたらオルゴン療法になります。

でもすぐに一酸化窒素????となりました。

調べると化学記号NO、腕が3本ある窒素と2本の酸素がくっついている物質でしたがくっつき方は、難しくて理解できませんでした。

血管には、自らを修復する機能が備わっています。

それを担っているのが内皮細胞から放出される一酸化窒素(NO)です。

血管を拡張し柔らかくしなやかする作用があり、血管を若々しく保ち血圧を安定させ動脈硬化を防ぐ効果があります。

余談ですが・・・

実際の狭心症の発作を見たことはありませんが映画やドラマで胸が苦しくなり薬!薬!と叫び、飲むとたちどころに発作が治まるシーンを見たことありませんか?

この時に飲んでいるのがニトログリセリンです。

あのダイナマイトの原料ですね!

ニトログリセリンは、一酸化窒素とグリセリンの化合物です。それを舌の下で溶かすとすぐに血中に吸収されて一酸化窒素に代謝され、心臓の冠状動脈まで運ばれて、攣縮(れんしゅく)している血管の平滑筋が拡張して発作が治まるのです。

この血管拡張作用を利用して、バイアグラや一部の毛生え薬にも一酸化窒素が入っているようです。

脱線してしまいましたが動脈硬化を防ぎ、血管年齢を引き下げて血圧も下げるには、この一酸化窒素を如何に効率よく放出させるかにかかっています。

方法は、4つあります。

血管シゴキ

血管シゴキで動脈に直接アプローチする。

有酸素運動

ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動をすると上の血圧と下の血圧の差(脈圧)が一時的に大きくなります。この時、血液は血管内を波打つように流れていきます。この刺激が一酸化窒素の放出を増加させると言われています。

ヨーガ・ストレッチ

ヨーガやストレッチをすると筋肉を無理なく伸ばすことができます。動脈は、筋肉の中を通っていますので同時に引き伸ばされます。この時に一酸化窒素の放出が増加します。

オルゴン療法

オルゴン療法は、血管マッサージとも言われています。手足の指にある動脈や腕や脚にある動脈にリングを使って断続的に圧力をかけてから血液を流すように手足の先に向けてマッサージをする施術だからです。断続的にかけることがポイントです。こうすることで血管の内皮細胞から効率的に一酸化窒素が放出されます。

今のところ姉弟三人の中で高血圧でないのは、私だけです。

10年以上オルゴンリングで末梢施療を続けているからかもしれません。

オルゴン療法は、少し練習すれば誰にでもマスターできる健康法です。

オルゴン療法で血管を若々しく保ち、健康に生きる!

ご家族やご自分のために実践してみませんか!

リングの使い方は、お教えします。

To be continued.

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