代替療法 Ep73

引き寄せられるオルゴンリング

このブログを書くにあたりKさんのカルテを見ています。

平成29年5月6日、ホームページを見てオルゴン療法を試してみたいと来られた患者さんです。

ステージⅣの乳がんでした。

「ガンも私なんです。」

「ガンの状態を調べる検査は、受けますが抗がん剤や放射線など自分の体を傷つけるような治療は、受けたくないのです。」

と言われました。

「手術をしないのならウチでは診られません!」と何人もの医者に言われたそうです。

意思が強く、生きることへの信念をお持ちのように感じました。

その為に様々な代替療法を試されていました。

温泉療法、食事療法、灸温熱療法、音響療法・・・

音響療法???

聞きなれない療法に、どんな療法なんですか?とお聞きしました。

「椅子に座って音楽を聴くだけです。」

「それも大音量の音楽です。」

?????でした。

詳しくお聞きすると、

大きな革張りのソファーの背もたれの中にスピーカーが埋め込まれていて、音の波が背骨と脊髄に伝わり振動することで体温が上昇してがん細胞が死滅するというのです。

「それで効果は、どうなんですか?」

「体温が38度まで上がれば、よいのですが私の場合は、あまり上がらなくて・・・」

その音響療法のパンフレットを持ってきてくれました。

私たちは胎児期に羊水に包まれながら、母親の脈動を水の波紋が伝える「ゆらぎの響き」として感じていました。羊水を伝わる響きの横波エネルギーは、体内の水分と共鳴して常に38度の体温を保っています。この水の波紋と同じ横波のエネルギーを再現したのが西堀貞夫氏が開発し特許を持つ「中空ストローファイバー網構造体」です。この構造体を背部に埋め込んだボーンビートソファーが・・・・・

音響療法パンフレットより

話を聞いているうちに一度体験してみたくなり、Kさんにお願いしました。

住吉大社
伍大力

当日、南海住吉大社駅で待ち合わせをしましたが早く着きすぎたので住吉大社にお参りしました。願いが叶うと言われている伍大力の石を拾い集めお守り袋に入れて、治るようにとKさんにお渡ししました。

会場のビルに着き、エレベーターに乗って上層階に上がると、フロアーの真ん中がリビングを兼ねた待合スペースで後は個室に分かれていました。

個室に入ると革張りソファーが二つと壁には、大きな白いスクリーンがかけてありました。

係の方が熱を計ると36.5度の平熱でした。

左のソファーにKさんが右に私が座ると照明が落とされ、イル・ディーヴォ(4人組のボーカルグループ)のコンサートがスクリーンに映し出されると同時に大音量に包まれました。

音波の連続ビンタを食らっているようで顔の皮膚が震えます。

背中からビンビンと振動が伝わります。

2時間ほどと聞いていましたが座っていられるかと心配になりました。

途中から音だけになり色んな曲が流れましたがアメージング・グレースが流れた時に頬に冷たいものが?

涙が出ていました。

えー感動してる?

してないけど?

少し恥ずかしくなりました。

次にオットマンにのせている足がポカポカしてきたのです。

オルゴンリングで足を擦った時みたいにポカポカしてきたのです。

なんで???座っているだけなのにと考えていると部屋の照明が点いて係の方が「いかがでしたか?」と言いながら入って来ました。

横を見るとKさんの姿がありません。

後で聞くと1時間ほどで出ていったそうですが全く気がつきませんでした。

時計を見ると2時間ほど経っていました。

あんな大音量の中で眠ってはいないと思うのですがとても短く感じました。

体温を再度計ると37.5度まで上がっていました。

係の方に涙のことや足が温かくなったことを話すと「良かったですね!最初からそんな経験をされる方は、少ないですよ!」と言われましたが何が良かったのかよく分かりませんでした。


続けて、「このフロアーには、合計10台ほどの椅子があるのでフロアー全体がゼロ磁場になっているんですよ!」

ゼロ磁場?どこかで聞いたことがある?

「試しにこの方位磁石を持ってみてください。」

何個かの磁石を持って部屋の中を歩きましたが針が北を向かずにグルグル回り、置いてある磁石は、バラバラの方向を指しています。

今度は、金属クリップの山に鉄製の鋏を近づけるように言われました。

クリップが鋏にくっついて数珠つなぎになります。

「ゼロ磁場が鋏を磁石に変えているのですよ!」と説明を受けました。

ウーン?何かのトリックがあるのでは?と考えていると午後から受けられる方が入ってこられました。

その中の一人の女性と目があった瞬間、どこかで会ったような気がしました。

私の横に座られたので「どこかでお会いしましたかね?」と二人が同時に言いました。

その時、左手のオルゴンリングに気がつきました。

何年か前に一度オルゴン療法を教えてほしいと言って来られた方でした。

「また奇妙なところでお会いしましたね!」

「こんな偶然ありますか?」と話が弾みました。

場所と日と時間がピッタリ合わないと会わなかったと思います。

リングがゼロ磁場に引き寄せられたのでしょうか?

その後のKさんは、2年近く施療に来られましたが少しずつ病状が悪化していき、娘の世話になることにしますと言って引っ越して行かれました。

後には、ゼロ磁場の疑問が残りました。

To be continued.

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