ドラマチックな・・ Ep50
腰痛にオルゴン療法
開業した当初から日曜祭日は、開けて月曜日を定休日にしています。
長年にわたり日曜日に仕事をしていたスーパー勤めの名残のようなモノです。
越野先生に教えを乞う二泊三日の旅から帰って暫くたった日曜日でした。
中年男性が這うようにして入って来られました。
「腰が痛くて歩くのもままならない、明日大事な仕事でどうしても休めないので何とか歩けるようにだけでもして欲しい!」
「病院も接骨院もみんな休みでココは、日曜やっていると聞いて来たんや!」と切実な訴え。
詳しく聞くと、ギックリ腰は、長年にわたり年に一度は起こると言われました。
先ず腰を見せてもらうと黒ずんで触ると冷たく気血も流れていない感じがしました。
肌も荒れてザラついていましたが限局した圧痛はありません。
年齢からして、根本的な原因は腰椎の椎間関節の変形にあるのではないかと思いました。
同時にこれは、先生に教えてもらったことを試すチャンスでもありました。
「オルゴン療法と言う治療をやっているのですか受けてみませんか?」
「但し凄く痛い治療なんですが!」
「歩けるようになるなら何でも我慢するからやってくれ!」
何とかベッドに寝てもらい足を見せてもらいました。
足の指と爪は変形していて、皮膚は黒ずみ踵も荒れてひび割れています。触ると冷たくて明らかに末梢が詰まって血流が悪くなっていました。
「痛いけど我慢してください!」と言って擦りだしました。
軽く爪の周りを押すと激痛が走る。
身を捩じらして唸り声を上げる。
足との格闘のような時間でしたが何とか耐えられました。
次にリングで背骨の両側をほぐすようにマッサージをして骨盤まわり擦り、硬くなったお尻を緩めて最後に背中から足先までなぞるように通しました。
「終わりましたよ!」
横になる時は、痛いので大変だったのがすんなり起き上がられる。
「あれ?」と言う様子で今度は、歩き出しました。
「痛くない、歩ける!」腿を上げてピョンピョンとスキップしても痛くない?
本人も驚いたけど、施療したこちらがもっと驚きました。
オルゴン療法は、説明がつかないけれど劇的に良くなることがあります。
To be continued.