血管と血圧 その1 Ep70

オルゴン療法と血圧

私の母親は、高血圧が原因の病気で早くに亡くなりました。

三人兄弟のうち、姉と兄も高血圧で早くから降圧剤を飲んでいますが今のところ私は、正常値の範囲内に治まっています。

高血圧症は、遺伝性があると言われています。

一緒に食事をすると「醤油のかけすぎや!」「味が濃すぎる!」等々

塩分に対して過敏に反応します。

塩は、健康の敵と悪者扱いされていますが生命の維持には不可欠です。

今でこそ簡単に塩を手に入れることができますがひと昔前には、塩の利権をめぐり国や権力者の争いが絶えなかったようです。

海から生まれた生命にとって塩は、海からの大切な贈り物です。

例えば、肉を焼いて塩を一つまみかけるだけで格段に旨くなります。

刺身も醤油に少し浸すだけで美味しくいただけます。

休みの日にネットで映画を観ながら塩味が効いたポテトチップスを沢山食べたとします。

必ず喉が渇いて、水やコーラなどをガブガブ飲んでしまいます。

これは、塩を沢山摂取して体液の塩分濃度が上昇してしまったので元の正常値に戻そうと体が水を飲めと命令するからです。

濃度は、戻りますが水が増えた分、体液は増えます。

体液とは、血液・組織液・リンパ液です。

つまり、血液が増えた分、血圧が上昇します。

しかし、腎臓があるおかげで増えた水分と余分な塩は、オシッコとして排出してくれます。

肝腎かなめの肝臓は、半分以下になっても元の大きさに戻るほど再生能力が高い臓器ですが腎臓は、その複雑な構造からなのか全く再生能力がありません。傷つけば二度と元に戻ることはありません。

昔の猛烈社員のように24時間働き詰めの腎臓は、年とともに弱っていきます。排出が追いつかなくなると血圧は上がったままになります。

また、腎臓は毛細血管の塊のような構造で血液をろ過しています。ろ過をするには、圧力が必要ですから腎臓は、自ら血圧を上げるホルモンも出しています。増えた血液をろ過して排出しようと頑張るために益々血圧が上がります。

降圧剤の種類も沢山あるようです。

利尿剤などは、腎臓に働きかけて水分の排出を促進することで血圧を下げる薬です。

また腎臓が出す血圧を上げるホルモンを阻害する働きのある薬もあります。

薬には、必ず副作用があります。

出来ることなら薬に頼りたくありません。

次回からは、薬に頼らず血圧を下げる方法を考えていきたいと思います。

To be continued.

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