繋がる Ep47

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何処かで繋がるオルゴンの不思議

大阪市内で開業した当初からの患者さんでKSさんがおられます。

オルゴン療法も痛いけどなんかイイと言って一家で施療に来ていただいていました。

KSさんは、会社経営の傍ら自宅にスタジオを構えて作曲もするミュージシャンでした。

ゲームの音楽やCMミュージックも手掛けておられましたが「なゆた屋」というレーベルからCDも出されていました。

新作発売記念にと一枚プレゼントしてくださいました。

「528Hzの音がミックスされていて聞くと身も心も癒されますよ!」と言われました。

「七つの子」カラス何故なくの?カラスは山に・・・など女性ボーカルが歌う童謡も入っていて、いつも治療中にかけるようになりました。

ある時、間質性肺炎を患っているMさんからオルゴン療法を受けてみたいと予約が入りました。

そんな重い病気の方をオルゴンで施術するのは、初めての経験でした。

越野先生に電話をして相談しました。

「手足の末梢施療をシッカリしなさい。呼吸がシンドイはずなので鎖骨回りや胸も施術しなさい。楽になるはずです。」とアドバイスをもらいました。

予約当日、2時間かけて電車を乗り継ぎ、治療を受けに来てくださいました。

施術室に通しても暫く咳込みゼーゼーと苦しく息をされて喋ることができません。

とにかく、越野先生のアドバイス通りに2時間かけて全身の施術をしました。

終わると顔の血色がよくなり少し元気が出たように見えましたがまた2時間の電車移動が待っています。大丈夫かな?と少し心配になりました。

帰られて少し経ってから電話が鳴りました。

「今、駅の階段をのぼっていますが全然平気です!」

「来るときは、息が切れて休み休みにしかのぼれなかったのが嘘のようです!」

私もあまりの変化に驚くやら嬉しいやらで直ぐに越野先生に報告の電話を入れました。

その後、月に何回か施療を受けに来てくださいました。

毎回、例のいただいたCDをかけていたのですが施術が終わった時に何のCDですか?と尋ねられたのでお見せしました。

ボーカルの女性の名前を指さして、「この子知り合いです!」

「実は、この病気をするまで音楽活動をしていましてこの子とも一緒に仕事をしていました。」

「痛いけど寝てしまうのは〇〇ちゃんが歌っていたからか!」と笑われました。

意外なところで繋がるオルゴンに驚きました。

To be continued.

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