経穴(ツボ)Ep24

全身のツボ

ツボも刺激しているオルゴン療法

笑いのツボにはまる!

ツボを得た分かりやすい解説

あの女の子、すごいツボった!(最近の若者言葉)

話し言葉の中にもツボがよく登場するぐらい日本人は、ツボ好きです。

これらのツボは、鍼灸のツボから来ています。

ツボは、経穴(けいけつ)と言います。

人体には教科書に載っている正穴だけでも361穴もあります。

足三里

有名な「足三里」という経穴(けいけつ)です。

「経穴とは、疾病の際の反応点であり、診断点であり、治療点である」と経絡経穴概論に記されています。

松尾芭蕉は足三里に灸を据え、奥の細道を旅したそうです。『もも引の破をつづり、笠の緒付けかえて、三里に灸すゆる』と読んでいるぐらい、脚の疲れに効くツボです。また足三里は、足の陽明胃経(ようめいいけい)という経絡中にある一つの経穴です。

胃経と言うぐらいですから胃腸にも効くツボです。

足の陽明胃経は、45穴あります。顔にある承泣(しょうきゅう)というツボから胸、お腹、太ももを通って足三里を通り足の二番目の指にある厲兌(れいだ)という井穴までです。

足の陽明胃経

ツボとツボを結んだ線が経絡(けいらく)です。

例えば、胃経と言う電車の線があるとします。三里は駅です。大きな駅なんでしょうね!

胃経と言う路線は、脾経と言う路線に足の末梢部で乗り換え繋がります。

路線図を書くと、肺経⇒大腸経⇒胃経⇒脾経⇒心経⇒小腸経⇒膀胱経⇒腎経⇒心包経⇒三焦経⇒胆経⇒肝経⇒肺経(振り出しに戻る)⇒この路線に気を乗せた電車が環状線や山手線のようにグルグル回っていると考えます。

十二経脈

例えば、三里の駅でポイントが故障して電車がつかえたとします。三里辺りで気が溜まりすぎて硬くなったり、腫れたり、痛んだりします。これを実(状態)と言います。逆に三里から先は、気が流れてこなくなりエネルギー不足の状態になります。これを虚(状態)と言います。

このエネルギーバランスの崩れを正す方法が鍼灸治療でありオルゴン療法です。

Episode23「反射」の「オルゴンリングで手足を擦ると、爪のまわりなど指先へ行くほど神経が密になっているので余計に痛く感じます。同時に爪の生え際にある井穴と言われるツボも刺激しています」の文中に井穴=ツボが出てきます。

手の井穴
足の井穴

この井穴(せいけつ)が重要なポイントになります。

教科書的には、「井穴は手足の先端にあって気脈の出る所であり、水流にたとえると泉の湧き出るところに当たる」と言われています。

井穴は、経絡の乗り換え駅のようなものです。乗客である気が胃経の終点の厲兌(れいだ)駅で脾経の始発隠白(いんぱく)駅へ乗り換えるイメージです。

経絡には、胃経や脾経といったように臓腑の名前がついており、臓腑と体全体が経絡でネットワークされています。

五行図

現代医学では、腸と脳心臓と腎臓が微細な物質を放出して情報のやり取りをしていることが分かってきています。

中医学においては、数千年前に目に見えないと言う物質?によって人体がネットワークされていることに気がついていたのです。その気の出入り口が指先にある井穴です。

だから末梢にある井穴に刺激を与えて体の不調を治すことができるのです。 オルゴン療法でも、この井穴がある爪まわりの施術が特に重要となります。

To be continued.

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