白鳥の湖 Ep57

白鳥にオルゴン療法?
休日には、自宅付近を流れている川沿いにウォーキングしています。
川には鴨やカイツブリなどの水鳥が沢山泳いでいます。
凍てつく寒い日に思いました。
「こんなに寒いのに水鳥の足は、凍らないの?」
人なら低体温症になるかシモヤケや凍傷になるでしょうに!
鳥の体温は、40度以上あります。
血液の温度が高いので凍るような水の中でも平気なのかも?と思いました。
調べてみると人と水鳥の血管構造に違いがあることが分かりました。
先ずは人の血管構造です。


エピソード13~14で人の動静脈吻合血管について書いています。
https://www.orgone-sakurablog.com/2022/09/17/world-athletics/
https://www.orgone-sakurablog.com/2022/09/16/get-cold/
「全身にある毛細血管は細胞に酸素や栄養を運ぶのが役割ですが、動静脈吻合血管にはそうした役割はありません。動静脈吻合血管は体温調節が仕事で、拡張して胴体部分から、熱を奪われやすい末端部分へ熱を運ぶことができるように、末端に多く存在しています。ただし、寒さが強くなると、動静脈吻合血管は収縮して末梢への血流を減らし、そこから熱が逃げるのを防ぎます。脳や心臓など生命維持に必要な体の中心部の温度を保つことを優先するためです。」
神戸女子大学 平田耕造教授
冬山で遭難した時など指先にある動静脈吻合血管を閉めて深部体温の低下を防ぎ、命を護ろうとするから凍傷になるのです。
次に水鳥の血管構造です。

水鳥は、体から足先に向かう動脈に、足先から体に向かう静脈が絡んだ構造になっています。この部分で、足先から体へいく冷えた血液は温められて、体から足先へ向かう血液は、冷やされます。この熱交換器のような構造により、末梢部の血液循環を保ちつつ、深部体温の低下を防いでいるのです。
この血管構造があるためにカモや白鳥は、凍った湖でもシモヤケや凍傷にならずに過ごせるのです。
しかし、この熱交換器のような血管構造を持たない人間、特にいつも手足が冷たい冷え性の人や寒くなると血行不良が起こりシモヤケになりやすい人は、普段からオルゴン末梢施療をして動静脈吻合部を開き、血液循環を良くすることが必要です。
To be continued.